青崩峠からの熊伏山 いにしえの古道を歩く ― 2023年11月14日 20:10
青崩峠から日本三百名山の熊伏山へ
登山口の案内板には「武田信玄が3万の兵を率いて三方ヶ原の決戦にむけてこの峠を越えたと言われる戦国のロマン街道」とあります。
熊野古道を思わせる石畳の古道がよかった!
ここは山ヒルが多い所として有名です。今年は暑さが長引いていたので心配でしたが、この日はまったく見かけませんでした。
天気は曇りでしたが、未明まで雨だったのか、木々に付いた水滴が落ちできてけっこう濡れました。展望は無いものの、まだ少しだけ紅葉が残っていて楽しめました。
山歩きの記録はこちらまでYAMAP
登山口の案内板には「武田信玄が3万の兵を率いて三方ヶ原の決戦にむけてこの峠を越えたと言われる戦国のロマン街道」とあります。
熊野古道を思わせる石畳の古道がよかった!
ここは山ヒルが多い所として有名です。今年は暑さが長引いていたので心配でしたが、この日はまったく見かけませんでした。
天気は曇りでしたが、未明まで雨だったのか、木々に付いた水滴が落ちできてけっこう濡れました。展望は無いものの、まだ少しだけ紅葉が残っていて楽しめました。
玉原高原・尼ヶ禿山 ― 2023年10月28日 20:00
SNSでは紅葉写真が大賑わいですが、今年は見に行くタイミング外したかなと思っていたとき、山仲間のつきろくさんからお誘いいただいて群馬県の玉原高原を歩いてきました。
玉原(たんばら)といえばスキー場やガイドブックで見かけた鹿又山のイメージしかありませんでしたが、今回教えていただいて歩いたルートはブナ林がすばらしく、のんびりハイキングには最適なコースでした。
あいにく出発時には小雨が降っていましたが途中で雨も止み、かえってしっとりした森の美しさを堪能することができました。ブナには樹幹流といって、枝葉に落ちた雨水を幹へと伝わせて根元に落とす構造があるそうです。幹を水が流れてしっとりと黒く見えるらしいのですが、残念ながら今回は見ることはできませんでした。
少しもやっているのと周囲の山に雲がかかっていましたが、尼ヶ禿山の山頂からの風景も素晴らしかったです。晴れていれば間近に武尊山や赤城山、谷川岳などを望むことができます。
つきろくさんにコーヒーを淹れていただいて、久しぶりに山カフェを楽しみました。
紅葉は今がピークかちょっと過ぎたように思います。これからは標高千メートルより下や平地で紅葉が楽しめそうですね。
帰りに道の駅 川場田園プラザに寄りました。
この道の駅、楽しいです!なんとビアレストランも複数あるのです!! 川場村産のコシヒカリ「雪ほたか」で作ったおにぎり(焼きたらこ)が美味しかった!
http://www.denenplaza.co.jp/
これまたつきろくさんに教えていただいた「川場温泉かやぶきの源泉湯宿 悠湯里庵」で日帰り温泉に入りました。とても風情のある茅葺の建物、雰囲気も、ヌルっとした源泉かけ流しのお湯もとてもよかったです。 https://kawaba-yutorian.jp/
山歩きの記録はこちらまでYAMAP
玉原(たんばら)といえばスキー場やガイドブックで見かけた鹿又山のイメージしかありませんでしたが、今回教えていただいて歩いたルートはブナ林がすばらしく、のんびりハイキングには最適なコースでした。
あいにく出発時には小雨が降っていましたが途中で雨も止み、かえってしっとりした森の美しさを堪能することができました。ブナには樹幹流といって、枝葉に落ちた雨水を幹へと伝わせて根元に落とす構造があるそうです。幹を水が流れてしっとりと黒く見えるらしいのですが、残念ながら今回は見ることはできませんでした。
少しもやっているのと周囲の山に雲がかかっていましたが、尼ヶ禿山の山頂からの風景も素晴らしかったです。晴れていれば間近に武尊山や赤城山、谷川岳などを望むことができます。
つきろくさんにコーヒーを淹れていただいて、久しぶりに山カフェを楽しみました。
紅葉は今がピークかちょっと過ぎたように思います。これからは標高千メートルより下や平地で紅葉が楽しめそうですね。
帰りに道の駅 川場田園プラザに寄りました。
この道の駅、楽しいです!なんとビアレストランも複数あるのです!! 川場村産のコシヒカリ「雪ほたか」で作ったおにぎり(焼きたらこ)が美味しかった!
http://www.denenplaza.co.jp/
これまたつきろくさんに教えていただいた「川場温泉かやぶきの源泉湯宿 悠湯里庵」で日帰り温泉に入りました。とても風情のある茅葺の建物、雰囲気も、ヌルっとした源泉かけ流しのお湯もとてもよかったです。 https://kawaba-yutorian.jp/
霊山(東ノ物見)・西ノ物見 ― 2023年10月22日 20:48
新潟方面の山を狙うも週末寒波の影響で荒天、高山では雪になりました。
寒波の影響を避けながら太平洋側まで移動、ギリギリ晴れそうな福島県の霊山を歩いてきました。
霊山は以前から登ってみたかった山の一つ、新日本百名山や日本百景にも選定されている山です。
まず霊山(りょうぜん)という名前、伊達市のHPによると「釈迦が修行したインドの霊鷲山(りょうじゅせん)で、慈覚大師円仁が名付けたと伝えられている」とのこと。古くからの修験道の山、霊山寺などの遺構が残り歴史を感じることができます。
そして麓からも目立つその山容です。起伏に富んだ玄武岩の溶岩の連なりで、今は岩を縫うように登山道が整備され、安全に奇岩めぐりができるようになっています。(ただし、各岩に登る際は落ちたら大けが間違いなし、というような梯子を登るので要注意です!)
紅葉の季節は大変混みあう人気の山と聞いていたので早朝5時過ぎに駐車場に到着、この時点では車は2台のみでしたが、下山した9時時点では満車で、道路の路肩にあふれるくらいでした。
道はよく整備されていてとても歩きやすかったです。
各岩にはそれぞれ名前が表示されていて、岩の上に登れるようになっています。
中には垂直に長い鉄梯子を登る岩もあるので注意が必要です。
それぞれの岩や物見と呼ばれる展望箇所からの眺めは素晴らしい!
まだちょっと早かった紅葉ですが、それでも岩と紅葉のコントラストが素晴らしかったです。
コースのハイライトは護摩壇のある辺りでしょうか。足元がが絶壁となり、福島市内や吾妻連峰などが望まれる絶景スポットです。大きくえぐられた洞穴などの造形も見どころです。
当初は霊山寺跡や鷲岩の方まで歩く予定でしたが、急に空が暗くなって雨がポツポツ降ってきたので(しかも冷たい風も吹いて)残念ながら予定を変更して霊山城址から西ノ物見で折り返し下山しました。
短い登山になりましたが、それでも奇岩めぐりと紅葉が楽しめ充実した山歩きができました。
歴史を感じながら奇岩めぐりができる楽しい山、おすすめです!
山歩きの記録はこちらまでYAMAP
寒波の影響を避けながら太平洋側まで移動、ギリギリ晴れそうな福島県の霊山を歩いてきました。
霊山は以前から登ってみたかった山の一つ、新日本百名山や日本百景にも選定されている山です。
まず霊山(りょうぜん)という名前、伊達市のHPによると「釈迦が修行したインドの霊鷲山(りょうじゅせん)で、慈覚大師円仁が名付けたと伝えられている」とのこと。古くからの修験道の山、霊山寺などの遺構が残り歴史を感じることができます。
そして麓からも目立つその山容です。起伏に富んだ玄武岩の溶岩の連なりで、今は岩を縫うように登山道が整備され、安全に奇岩めぐりができるようになっています。(ただし、各岩に登る際は落ちたら大けが間違いなし、というような梯子を登るので要注意です!)
紅葉の季節は大変混みあう人気の山と聞いていたので早朝5時過ぎに駐車場に到着、この時点では車は2台のみでしたが、下山した9時時点では満車で、道路の路肩にあふれるくらいでした。
道はよく整備されていてとても歩きやすかったです。
各岩にはそれぞれ名前が表示されていて、岩の上に登れるようになっています。
中には垂直に長い鉄梯子を登る岩もあるので注意が必要です。
それぞれの岩や物見と呼ばれる展望箇所からの眺めは素晴らしい!
まだちょっと早かった紅葉ですが、それでも岩と紅葉のコントラストが素晴らしかったです。
コースのハイライトは護摩壇のある辺りでしょうか。足元がが絶壁となり、福島市内や吾妻連峰などが望まれる絶景スポットです。大きくえぐられた洞穴などの造形も見どころです。
当初は霊山寺跡や鷲岩の方まで歩く予定でしたが、急に空が暗くなって雨がポツポツ降ってきたので(しかも冷たい風も吹いて)残念ながら予定を変更して霊山城址から西ノ物見で折り返し下山しました。
短い登山になりましたが、それでも奇岩めぐりと紅葉が楽しめ充実した山歩きができました。
歴史を感じながら奇岩めぐりができる楽しい山、おすすめです!
芝沢ゲートから光岳 ― 2023年10月01日 19:53
数年前に熱中症で途中敗退した光岳に再びチャレンジ
以前より体力が落ちているのを自覚しているので、今回は無理をせず小屋泊としました。
前日の夕方に芝沢ゲート前の駐車場に到着して車中泊
朝方雨の音で目が覚めました。出発予定の5時時点では強雨、雷も鳴っています。しばらく出発を見合わせ1時間遅れで出発しました。
易老渡までの林道は以前よりさらに荒れている気がしました。林道崩落地点を迂回しながら、1時間15分ほどで登山口の易老渡に到着、レインウェアを着ていたのでこの時点で既に汗でびっしょりです。
易老渡からはいきなり急登の始まり、面平まで休まるところがありません。
面平でしばし休憩、でも本格的な急登はそこからでした。
雨も止まずひたすら我慢の登山です。
易老岳を過ぎてからは風も強くなってきました。
ここで役立ったのは山仲間から教えていただいたキューピーコーワゴールドαプレミアム!
足が冷えてピリピリしてきたので足攣り予防のためコムレケアと一緒に服用しました。
すると速攻効いてパワー回復、上がらなくなってきた足も軽くなりました。
静高平まで来ると小屋はもうすぐ
強風の中、水場で水を補給し、出発から9時間弱で小屋に到着しました。
光岳小屋に入るとすぐに「お疲れ様」の声、濡れた体と装備を気遣ってくれる暖かい声で迎えられました。管理人さん、受付のスタッフさん、皆さん素敵な方々でした。
案内された宿泊スペースにはなんとベッドが!フカフカのマットレスが敷いてあってスペースはカーテンで区切られホテルの個室のようです。さっそく寝転がって疲れを癒しました。
これは光岳小屋管理人の小宮山 花さんのアイデア、自らの経験をもとに、寒さ対策と快適性を追求した結果のものと後で知りました。おかげさまで疲れ切った体も一晩でだいぶ回復することができましたよ!
この日のお客さんも素敵でした!
この天気の中、深南部のキツい山に登る登山者はやはり皆さん強者ばかりです。
百名山達成の方、百高山を目指している方、なんと池口岳から縦走してきた方等々
談話室に山好きさんが集まると、初対面でも一瞬にして山友になります。
各々食事をしたり持参したお酒を飲んだりしながら、時間が足りないくらい楽しい時間を過ごしました。
この日、光岳登頂をもって百名山を達成した女性、ご夫婦で登られていたのですが、小屋の手作りクスダマで皆でお祝いをしました。きっと記憶に残る素敵な日になったことでしょう。
翌日は文句なしの晴れ!山の神様がご褒美をくれました。
小屋の前からは見事な雲海、富士山のシルエットと日の出、うっとりするような絶景が広がります。雨の中登ってきた苦労が一瞬にして吹き飛ぶ素敵な朝でした。
光岳山頂、光石は小屋からすぐです。
そこだけ石灰岩の岩塊がむき出しになっている不思議な光石、夕日に照らされて白く光って見えたことが山名の由来といわれています。
下山時間を考えるとあまりのんびりもしていられません。名残惜しくも小屋を後にしました。
前日は雨で何も見えなかったので、下山時は風景を楽しみながらゆっくり下山しました。
イザルガ岳の山頂からは360度のすばらしい絶景に感動、森には陽が差し込んでシダやコケがキラキラ輝いていてとてもきれいです。
帰りは長い長い急な道を延々と下ります。
足も限界に近づいたころ、登山口の易老渡に着きました。
ここから駐車場までの林道歩きがまた長い長い。
駐車場でにつくとホッとするとともに、自動販売機の200円ミニコーラを一気飲みしました。
この日のために三か月前からジョギングや筋トレでトレーニングしてきましたが、今の体力では今回の登山が限界のようです。
ようやくこれでアルプスの百名山はすべて完登出来ました。
まだまだ200、300名山が残っているのでまだ何度かこの付近には来ることになりそうです。
山歩きの記録はこちらまでYAMAP
以前より体力が落ちているのを自覚しているので、今回は無理をせず小屋泊としました。
前日の夕方に芝沢ゲート前の駐車場に到着して車中泊
朝方雨の音で目が覚めました。出発予定の5時時点では強雨、雷も鳴っています。しばらく出発を見合わせ1時間遅れで出発しました。
易老渡までの林道は以前よりさらに荒れている気がしました。林道崩落地点を迂回しながら、1時間15分ほどで登山口の易老渡に到着、レインウェアを着ていたのでこの時点で既に汗でびっしょりです。
易老渡からはいきなり急登の始まり、面平まで休まるところがありません。
面平でしばし休憩、でも本格的な急登はそこからでした。
雨も止まずひたすら我慢の登山です。
易老岳を過ぎてからは風も強くなってきました。
ここで役立ったのは山仲間から教えていただいたキューピーコーワゴールドαプレミアム!
足が冷えてピリピリしてきたので足攣り予防のためコムレケアと一緒に服用しました。
すると速攻効いてパワー回復、上がらなくなってきた足も軽くなりました。
静高平まで来ると小屋はもうすぐ
強風の中、水場で水を補給し、出発から9時間弱で小屋に到着しました。
光岳小屋に入るとすぐに「お疲れ様」の声、濡れた体と装備を気遣ってくれる暖かい声で迎えられました。管理人さん、受付のスタッフさん、皆さん素敵な方々でした。
案内された宿泊スペースにはなんとベッドが!フカフカのマットレスが敷いてあってスペースはカーテンで区切られホテルの個室のようです。さっそく寝転がって疲れを癒しました。
これは光岳小屋管理人の小宮山 花さんのアイデア、自らの経験をもとに、寒さ対策と快適性を追求した結果のものと後で知りました。おかげさまで疲れ切った体も一晩でだいぶ回復することができましたよ!
この日のお客さんも素敵でした!
この天気の中、深南部のキツい山に登る登山者はやはり皆さん強者ばかりです。
百名山達成の方、百高山を目指している方、なんと池口岳から縦走してきた方等々
談話室に山好きさんが集まると、初対面でも一瞬にして山友になります。
各々食事をしたり持参したお酒を飲んだりしながら、時間が足りないくらい楽しい時間を過ごしました。
この日、光岳登頂をもって百名山を達成した女性、ご夫婦で登られていたのですが、小屋の手作りクスダマで皆でお祝いをしました。きっと記憶に残る素敵な日になったことでしょう。
翌日は文句なしの晴れ!山の神様がご褒美をくれました。
小屋の前からは見事な雲海、富士山のシルエットと日の出、うっとりするような絶景が広がります。雨の中登ってきた苦労が一瞬にして吹き飛ぶ素敵な朝でした。
光岳山頂、光石は小屋からすぐです。
そこだけ石灰岩の岩塊がむき出しになっている不思議な光石、夕日に照らされて白く光って見えたことが山名の由来といわれています。
下山時間を考えるとあまりのんびりもしていられません。名残惜しくも小屋を後にしました。
前日は雨で何も見えなかったので、下山時は風景を楽しみながらゆっくり下山しました。
イザルガ岳の山頂からは360度のすばらしい絶景に感動、森には陽が差し込んでシダやコケがキラキラ輝いていてとてもきれいです。
帰りは長い長い急な道を延々と下ります。
足も限界に近づいたころ、登山口の易老渡に着きました。
ここから駐車場までの林道歩きがまた長い長い。
駐車場でにつくとホッとするとともに、自動販売機の200円ミニコーラを一気飲みしました。
この日のために三か月前からジョギングや筋トレでトレーニングしてきましたが、今の体力では今回の登山が限界のようです。
ようやくこれでアルプスの百名山はすべて完登出来ました。
まだまだ200、300名山が残っているのでまだ何度かこの付近には来ることになりそうです。
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