やっと会えたよ、孤高のブナ2018年10月28日 11:58

中倉山という山に「孤高のブナ」と呼ばれている木があるらしい。コーヒーショップを営んでいたツキロクさんの「孤高のブナブレンド」のパッケージを見て初めて知りました。ぜひ見てみたいなと思っていたのですが、この度一緒に行きましょうと声をかけていただき御一緒させていただくことになりました。

日光周辺の山はだいたい歩いていたつもりでしたが、ここ足尾周辺はスッポリ抜けていました。
足尾銅山跡の一帯は当時の公害(亜硫酸ガス)の影響で山も人も大変な被害が出た地域だそうで、今でもこの一帯は樹林が復活していません。そのため山は崩壊が進み、一見アルペンチックな雰囲気を醸し出しているのですが、その歴史を振り返るとちょっと複雑な思いになります。

孤高のブナは、そんな公害にも耐えて稜線に一本だけ残ったブナの木だそうです。
残念ながら先の台風で葉がだいぶ落ちてしまっていましたが、稜線にポツンと立つ、まさしく”孤高”のブナに会えて本当にうれしかった。木の足元はだいぶ崩壊が進んできて危うい状況になっているみたいですが、なんとかいつまでも元気で立ち続けてほしいものです。

山歩きの記録はこちらまでYAMAP

山歩きの記録はこちらまでYAMAP